2020年79冊目の本 『瞬読』

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2020年79冊目の本にこの本を読みました。

久しぶりに大きな本屋さんへ出向き買って来た。

 

読書が好きな私としては昔から速読には興味がありました。

速読が出来たらもっとたくさん本を読めるのになぁ。と働いている時分は思っていて、速読に関する本も何冊か読んで自主トレをしたこともあります。

 

速読の自主トレとは眼筋を鍛えるとやらでとにかく目玉を早く動かすのです。上下左右に何秒以内に何回とか。筋トレと同じだから毎日やるのがいいと書いてあったので毎日眼筋トレをしていた時期があります。

眼筋トレの後には文章をリズミカルに束で捉える。というトレーニングもありました。

文字を読んではいけないのです。文庫本の一行だったら多くても3つ。一行丸ごとか半分づつがベストでその束で文章を捉えて、トントントントンとリズミカルに読んでいきます。

この時大事なのは文字を読むのではなく、文章を束でみるのです。

そしてリズムを崩さない。これが大切なのです。

 

と、三ヶ月くらいは真剣に自主トレをしていました。

 

あの時の自主トレをやりきっていたら今頃速読マスターだったろうに。。とは思いますが、やっぱり私の性格的に続かない。

 

本を読むのはもう習慣なので辛くないのだけどそこに眼筋トレをいれると結構辛い。

本の内容よりも目の動きに意識がいってしまい、読書が楽しくない。それでも乗り越えてた先にはきっと新しい読書習慣がまっている!と何ヶ月かは頑張っていたはずなのですが、気がついたら普通に本を読んでいる自分がいました。

 

あ、速読!いつからやってないんだっけ!

 

ってな感じですよ。

習慣って手強いな。。

でも、多少は早くはなりました。本を読みながら思い出したときには目に力を入れてリズミカルに動かしてはみます。だからマスターはしていないけれどエッセンスは取り入れています。

 

そんな速読自主練をするほど時間と戦っていた過去はありますが、今の私は結構自由なので読もうと思えば一年で150冊くらい読める気はするし、図書館や本屋さんに行けば読みたい本はまだまだたくさんあります。

 

でも、そんなにたくさん読んでどうするんだろう。と思う自分も最近はいます。

 

もちろん、好きで読んでいるのでどうにもならなくても良いのです。本を読むのが楽しいからそれでいいのです。だけどそれだけではなくてもっと読んだ本を身にしたい。どんなにたくさんの本を読んでもただ読んだだけじゃ仕方ないなぁと思っていたところ、この『瞬読』が目に止まりました。

 

今の1年に100冊読んでいるペースが私には丁度よくてこれ以上たくさん読みたいと思っているわけではないのだけど、読んだ本を忘れない無いことができるならやってみたい!

 

ネットでみていると賛否両論はあります。でもやってみたいモードになったら止まらない。

アマゾンも楽天も待てません。いざ出陣!と本屋さんに走りました。

 

そして読む。読む。読みます。。

 

読み終わりました。

 

この本によると瞬読には4つのステップがあるそうです。

 

ステップ1  変換力を鍛える。

人間の脳は「バラバラに見える文字」を本能的に「既知の情報に変換しよう」とする働きがあるそうです。

だから、ページを開いた時に見えるバラバラの文字を変換する力を鍛えるということらしい。

 

ステップ2  イメージ力を鍛える。

複数行の文を瞬時に読み取るために、文字をイメージとして受け取りビジュアルとして連想するための力を鍛えるそうです。

イメージ力を司っているのは右脳なので、これで右脳を活性化するらしい。

 

ステップ3  本を右脳読み。

ステップ1、2で鍛えた変換力とイメージを駆使して右脳で本を読みます。

右脳で読むとは、文字を捉えるのではなくて文章をビジュアルとして捉えていくのです。そのためになるべく多くの文字をいっぺんで見るように進めていき、一行がいっぺんに、三行がいっぺんに、1ページがいっぺんにとみれるように進めていく。

 

ステップ4  本の内容をアウトプット。

右脳でインプットした情報を口頭で話したり原稿用紙に記入したりして、アウトプットする練習を行う。これが瞬読の仕上げらしいです。

この工程を経ることによって、本から取り込んだ内容をより強固に定着できるようになり、脳も全体的に活性化するらしい。

 

と、この4つのステップをマスターすれば、情報処理の時間を短縮することが出来て、社交や営業などを充実させる事で仕事の成績アップができたり、健康管理にも時間を当てることが出来て私生活が充実し、人生の質があがり人間関係がよりなめらかなものへと進化していくらしいです。

 

と、そんな素晴らしい人生が待っているかどうかはわかりませんが。

 

こう読んでみると、かつての私の自主トレはあながち間違いではなかった気がします。文字を追わずに束で文章を捉えるのは本を早く読む基本なんだな。

そして、右脳でイメージをする。

 

私にとってこういう本は育児本と同じようです。

読んだ時は納得してやる気にあふれているのですが、日々の習慣に埋もれて気がつけばいつもどおり。でも、たまにこうやって本を読んで刺激すればまたやる気が出てくる。

 

私みたいな面倒くさがりにはなによりも習慣が一番手強くて、習慣を身に着けたら強いのだなと改めて思いました。

 

ブログを書くのもはやく習慣にならないかなぁ。

 

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渋谷のパルコにマリオがいたよ。