富貴手
この2ヶ月くらいどういうわけか手荒れが酷い。
原因は不明だけど、時たま日光湿疹が出たり蕁麻疹が出たりする私の体質のせいだとおもう。
40年以上肌が荒れたり治ったりを繰り返し、付き合い方を覚えてしまったので、病院に行く事もなく家にある軟膏や抗アレルギー薬を飲んでやり過ごしているけど、中々治らない。
思えば、全身に蕁麻疹が出たり、顔中に吹き出物が出たりした事はあれども手荒れは初めてかも。
全身蕁麻疹も顔中の吹き出物も、一気にできて一気に治ってきた。
せいぜい一週間くらい。
気がつけば治ってる。
でも手は治らない。
気がついてもまだ皮が剝けてるしガサガサしてる。
ところで、手荒れの事を台湾の中国語では『富貴手』(fu gui shou)というらしい。
手荒れ=富貴手
に違和感を感じません?
むしろ逆なんじゃないの?
と聞いた時違和感だらけ。
でも、台湾の老師曰く、手荒れが酷くなると家事が出来なくなってまるで家事をしなくて良いお金持のようだから『富貴手』。
なるほどね〜。手ではなく状態を表すのか。
面白き台湾中国語的感覚。
そんな私の富貴手を治すべく最後の手段はワセリン。
ワセリンってあのワセリン。
言ってみればただの油。ドラックストアに売ってるアレ。と思っていたけれども、そうでもないとか。
ワセリンは薬の基剤としても使われている。
薬としての有効成分の含まれている薬剤とそれをのばす…?基剤とを合わせて軟膏は作られているそう。
有効成分の含まれている薬剤が大切なんじゃないの〜と思いきやこの基剤が重要なんだって。
この基剤で薬の効きやすさや、副作用の出方、使用感などに大きく差がでるらしい。
と、言っても私は医療関係者でなく、医療関係者の雑談で聞いた話だけど。
だけど、なんとなく納得。
純度の高い良いワセリンで手を保護すれば富貴手も良くなるのでは??
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実験中です。
ただ、やっぱり手のひらは難しい。
こまめにワセリンを塗り込んでいるけどすぐとれちゃう。私の富貴手は手のひらと指先なので保護し続けることの難しさよ。
でも手の甲には効果を発揮してるようです。
気がつけばいつもよりみずみずしいぞ。私の手の甲。