日常を歩く非日常な観光旅行

朝ごはんを食べて一旦ホテルに戻り、衛兵交代を見るために中正紀念堂に向かいます。

朝イチの交代は9時に始まる。

MRTで行ってもタクシーで行ってもそんなにかからない場所にあるけれど、天気は良く時間もある。歩いて向かいます。

8時20分ころホテルを出て、台大醫院の施設が並ぶ中山南路を中正紀念堂へ向かって歩きます。

大きな通りなので歩道もちゃんと確保されている。でも道路脇にはバイクがたくさん停められている。f:id:hanamifujita:20191113224247j:plain

丁度上班の時間らしく、バイクの波。

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これは一種の台湾名物だよね。大橋頭のバイクの滝の写真はネット上で何度も目にしているけれど、この時間帯であればどこでもお目にかかるバイクの波。

 

台湾人の日常の中を歩く私達、日本人旅行者の非日常。

こういうの大好きです。

タクシーで行けば10分もかからない道のり。

車の窓から眺めるバイクの波と歩道を歩きながら感じるバイクの波は全然違う。多少の排気ガスがきになれども、直に感じるバイクの波で台湾人の日常に触れる。

 

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そんな日常の上班を抜けてやって来ました。観光地!中正紀念堂です。

すんごく広い!

20年前。中国北京の天安門広場に行った時もその広さに圧倒された覚えがあるけれど、あちらは大陸。広大な土地のほんの一部に過ぎないんだろうなと思った。

でも、台湾は島自体は九州と同じくらいの大きさだし、 台北市は東京23区の40%ほどの広さらしい。

それなのに、中心部にこの広さのこの開放感。東京都民の私にするとなんて贅沢な場所!

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入り口の自由広場と書かれた門から中正紀念堂までの距離がすごーくあるように見える。9時の衛兵交代式に余裕を持って出てきたはずなのに、これはまずいのでは?!と、ブー太郎と私は無駄に走る。

 

全然間に合いました。

見たこと無いようなだだっ広い広場と開放感に焦ってしまった。

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そして時刻が9時を告げると、大きな扉が開きます。

開くまで、ブー太郎とこんな大きな扉を誰が押すのかなぁ。と押し扉だと思いこんでいたら、スライド式でした。自動でスーッと。現実問題そうだよね。

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衛兵さんたちはそれぞれの軍から選ばれしエリートだって聞いた。靴の音をきれいに立てて、一糸乱れぬ姿で進んでいく姿には本当に惚れ惚れする。

一番前のど真ん中で見ていたので、目の前にやってきた衛兵はすごく大きくて迫力があったなぁ。まだ20歳そこそこの若者なんだろうけど、格好良かった。

ブー太郎は楽しめたようで夢中で動画を撮っていました。

 

衛兵交代式は台北で三ヶ所で行われている。

ここ中正紀念堂、国父紀念館、忠烈祠の三ヶ所だ。8年前に来た時は忠烈祠の交代式を見た。

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忠烈祠での衛兵交代式は控室から出て来るところから始まるので参道を歩く姿も見られて、3つの中では一番長く交代式を見ることができる。
ただ、場所がホテルのある台北駅からは若干遠く、行きづらい。

 

2回見た衛兵交代式の両方とも衛兵は白い制服をきていたので、何も気にしていなかったけれど、日本でネットでみてみると軍によって制服が違うらしい。

白い制服は海軍の夏服らしい。半年に一度の割合で交代してるんだって。

ネットの写真をみてると、青い制服の衛兵交代式があった。

青い制服は空軍、深緑は陸軍、海軍は夏は白だけど、冬は黒い制服らしい。

天気が良かったので、青い空に白い海軍の制服はとてもよかった。

次回は青い空軍の制服をみてみたいなぁ。

 

衛兵交代式に感動したあとは、公園内を散策。

この公園にはリスがいるらしいよ。とガイドブックに載っていた情報をぽろりともらすと、「絶対にリスをみつけるよー!」と張り切るブー太郎。

しかし、リスがいるらしい。と言う情報以外になにも持たない私達がどうやって見つけるものか。。木の間や池の畔などを目を凝らして探してみても、見つかりそうもない。

広いこの園内で難しいよね。と諦めかけたら、「いたよ!!」とブー太郎。

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私にはわからない。

でも、とりあえず写真を撮ってみる。わかるでしょうか?

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いた。

ブー太郎に細かに教えてもらいやっとわかった。子供の目ってすごいなぁと改めて思ってしまった。同じものを見ているはずなのに、何故か彼には見えて私には見えないものがある。

私のだいぶ曖昧な情報だったけれど、ブー太郎は楽しめたようで良かった。

ブー太郎がいなかったら、きっとこのリスくんに遭遇することは無かったでしょう。

 

そして、またホテルに戻ります。

「無理をしない旅、疲れないたび2019」がテーマの今回は何事も拠点に戻るです。