香港いくよー!
今月末に香港に行きます。
旅行に行くなら台湾!と思っている私がコロナが緩まって初めて行く海外旅行は香港です。
それは友人が期間限定でいるからなのです。
息子の手もだんだん離れ、仕事もはじめたし旅行も行きやすくなると思う反面、コロナ禍を経験し,いつ何時何がおこるかもわからない昨今。
行こうって思った時に行かないと行かずに死んでしまう!と思いの初香港です。
啓徳空港も無くなっちゃったし。この先どうなるかなんてわからない。
そもそも香港は私が台湾好きになった原点。
小学校の頃金曜ロードショーでジャッキーチェンや霊幻道士の映画を観てその後中華的世界観に惹かれるようになったの。
ジャッキーチェンのカンフーアクションや、二階建てバスが細いゴチャゴチャした通りを通る様子や、原色ギラギラの漢字のネオン看板。
オープンテラスとは言えない路上に机を出して、ビールを飲みながら麺を啜るおじさんたち。
また、それとは正反対の漫画有閑倶楽部に出てきたゴージャスな香港。飛行機をチャーターし今はなき水上レストランJUMBOで豪華な中国料理を食べる富豪たち。
はたまた、深夜特急の沢木耕太郎によって描かれた重慶大厦の怪しさ。
メディアで描かれる香港の全てに惹かれて中国語を学び始めたんだっけ。
でも、香港は広東語がメイン。
普通語を学び始めてからは、普通語が使われる中国や台湾に興味がいってしまい香港から心離れちゃった。
そんななか、2006年に星野博美さんが書いた「転がる香港に苔は生えない」という本に出会いました。
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私と同じ混沌とした香港に惹かれ、中国文化に興味を持ち、学生時代に香港に留学をした星野博美さん。
1997年7月の香港返還の瞬間に香港にいたいという思いから1997年7月をはさみ香港で生活をした2年間が描かれていました。
この人がみた香港が正に私のイメージの中の香港。
私が行きたかった香港。私もそこに身を置きたかった。
行動した人と行動しなかった人の差を感じ悔しくて残念でそして諦めた。
私は別の人生を来たんだな。って。
15年前、初めてこの本を読んだ時はそう思ってた。
でも、そんな情けない感傷は時が解決してくれる。
思い描いていた人生を歩けなかった今の私。
15年間一度も後悔してないなんて事はないけれど、目の前にある道を自分の道だと思って歩けば時が導いてくれる。
そして、ついに香港を見に行くよ。
啓徳空港に降り立つ事は叶わなかったけど、水上レストランJUMBOをみることも出来ないけれど、今の香港は今しかみれない。
香港を見に行くよ。